私達は過去15年以上の間、ヴィンテージレザージャケットのディーラーから始まり、
その後レザージャケット専門のメーカーという立場を経験し、革に関する数多くの経験や知識を得てきました。
顔料仕上げ、染料仕上げ、クローム鞣し、タンニン鞣し、これらは代表的なワードですが、
もちろん更に多くの工程や深い技術によって皮は革へと変化していきます。

革については、本当に多くの人が正しい知識を持っていません。
雑誌等で得られる知識は上記のような簡単なワードばかりで、革はもっと複雑な事実から構成されています。
革は同じ原皮でも鞣しや加工、仕上げ方によって全く違うものになります。
特に革の状態で見るよりも、革が製品になった時に大きな違いを感じるでしょう。
例えばアジの出る革、アジの出ない革、それらは全てそのような革になるべき工程を経て作られています。

革製品と購入者、所有者はその相性がとても大切です。
ある人はアジの出る革製品が好きでも、別の人が見ればどれはただの汚い革製品かもしれません。
逆にある人はアジの出ない革をつまらなく感じますが、別の人が見ればずっときれいな状態を保たれる良い革製品となります。

どんなに良いとされる革でも、こういう製品を作りたい、欲しい、という目的から外れてしまうとそれはマッチしません。
選ぶべき革や線品を間違えると、結局ほとんど着ない、使わなかったという結果になるはずです。

ではADDICT BOOTSではどのような革が必要か。
それは見た目の良さはもちろん、歩きやすく快適な自分だけの1足を履き込むことによって作っていける革です。
まずタフであること、でもあまりにもタフ過ぎる革は、裁断し縫い合わせ製品になったときに武骨すぎるブーツになるので私達はそれを求めていません。

次に履く度に足に馴染んでいくこと。タフな革は厚みがありそれなりに重量もあります。
しかし厚みがあり重量のある革でも、足に良く馴染みフィットしたブーツはとても快適です。

ですので、硬すぎたり厚すぎる革は屈強さがいつまでも残るので適しておらず、
コシはあるけど柔らかさもある革がベストで、そのコシが履きこむことによって柔らかく落ち着いていき、
その頃には同時に自分の足の形に馴染んだ快適な1足に変化していきます。
ブーツのフィット感には好みはあるでしょうが、おすすめは新品時には少しタイトなくらいが、十数回履いた後にベストな状態になるでしょう。

ブーツにとって革は唯一と言ってもいい重要なマテリアルです。
私達はブーツのデザインやシルエットに拘るのはもちろん、革自体をもデザインするようにしています。
それは履きこんだ後の表情、足への馴染み方全てを想像して。
長年革製品を見て作り続けてきた私達の経験が必ず役に立っているはずです。

日本の高い鞣しや染色技術で皮から革へ、そしてそれを日本国内の高い縫製技術でブーツへと縫い上げていきます。
日本人である私達が日本の技術をよく理解し、JAPAN MADEに誇りをもって日本国内はもちろん、世界中の人達にもそれを知ってもらう。
靴作りを通じて日本の物作りの技術を広めていくことに貢献していきたいと思っています。


ADDICT BOOTS Horsehide
牛革に比べ軽量でしなやかなのが特徴的な馬革。
部位により表情や硬さが違い、それを靴によって最適な部分へと配置していきます。
日本国内のタンナーでコシの強さから光沢の強さまで調整し、最初は硬さを感じますが、
履けば履くほど足にフィットする柔軟性を持っています。




ADDICT BOOTS Steerhide
内部の密度が濃く屈強な素材であるステアハイド。
ブーツに向いた屈強な素材ですが、通常よりも柔らかく仕上げることにより、足への馴染みを良くしています。
最終仕上げでツヤを出すことにより、革の時点ではもちろんブーツとして縫い上げられた状態でも美しい仕上がりになっています。
日本国内のタンナーで鞣し加工、仕上げをされ、ブラックとブラウンは茶色の芯を持ち、エイジングのコントラストが特徴的です。



ADDICT BOOTS Steer Suede
上記ステアハイドの裏面使い。
ただ裏面を使うのではなく、専用の仕上げを施してあります。
同じく屈強な革でありながら、しなやかな柔らかさも持っています。
現在ブラックとマスタードを展開。

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